YAMAHA Broad Bass BB-1000 (Sold Out)

70年代終わりから80年代初頭の短い期間のみ生産されたYAMAHA BB1000。
70年代終わりから80年代初頭の短い期間のみ生産されたYAMAHA BB1000。

現代も続くYAMAHAのオリジナルスタイルベースの系譜BBシリーズ、本機はその初期モデルの一つ、デタッチャブルネック仕様のBB-1000です。おそらく1978年製で、フレットの減り具合からしっかり弾きこまれていたものと思われますが、経年数のわりに損傷は少なく、アルダーの木目を生かしたナチュラルフィニッシュも手伝って外観は綺麗で、とても40年近く前のベースとは思えません。アルダーボディでは珍しい木目を生かした塗装のボディ、メイプルネック、エボニー指板にPBスタイルのピックアップ&コントロール。シンプルですが、良い鳴りを持ち、アルダーボディによるミッドの豊かさで音作りの幅広さも期待できる一本です。

動画です。ポップインストグループ「Luca」などで活躍しているベーシスト日高真夢さんに弾いていただきましたのでまずはそれをご覧ください。

以下弾き手はへびげ店主。指弾き。アンプはPhill Jones Bass Cub。

ピック弾き。

ボディ前面。ピックガード上の弾き傷、塗膜上にもよく見ると擦り傷はありますが、年代を考えるとかなり損傷は少ない方と言えます。
ボディ前面。ピックガード上の弾き傷、塗膜上にもよく見ると擦り傷はありますが、年代を考えるとかなり損傷は少ない方と言えます。
ブリッジ。1弦サドルは限界まで下げてあります。この状態で1弦12フレットの弦高は2.3mmほど。
ブリッジ。1弦サドルは限界まで下げてあります。この状態で1弦12フレットの弦高は2.3mmほど。
ボディバック。木目を生かしたフィニッシュのためか目立ちませんが、ベルトバックル痕や細かい擦り傷はあります。しかし、年代を考えると綺麗な状態だと思います。致命的な損傷はありません。
ボディバック。木目を生かしたフィニッシュのためか目立ちませんが、ベルトバックル痕や細かい擦り傷はあります。しかし、年代を考えると綺麗な状態だと思います。致命的な損傷はありません。この手のベースの始祖であるFenderでは木目を生かしたナチュラルなカラーリングでは特長的な木目のアッシュ材でのみ行われるのがスタンダードで多くのメーカーもそれに倣っていますが、本機はアルダーボディ。木目がおとなしいと言われるアルダーですが、本機はいい感じの木目。
当時のカタログでは「縞黒檀」とされている指板。フレットは年代相応に減ってはいますが、しっかりメンテナンスされており目立つ凹みはなく、音詰まりもありません。
当時のカタログでは「縞黒檀」とされている指板。フレットは年代相応に減ってはいますが、しっかりメンテナンスされており目立つ凹みはなく、音詰まりもありません。
ネック裏。使用に伴う傷は散見されますが、写真の通り塗膜は綺麗で弾き心地も〇。
ネック裏。使用に伴う傷は散見されますが、写真の通り塗膜は綺麗で弾き心地も〇。ネックは現在標準的な状態(ほんのわずかに順反りにしてあります)。トラスロッドは絞めこまれており、順反りの調節の余裕は残りわずかです。
ヘッド。ペグのメッキは年代相応にくすみやメッキ剥がれが見られますが、塗装部は艶が保たれておりとてもきれいな印象。Broad Bassのデカールはこの時代のYAMAHAの他機種(当店でも出品しているSJ-800など)と同じ字体。
ヘッド。ペグのメッキは年代相応にくすみやメッキ剥がれが見られますが、塗装部は艶が保たれておりとてもきれいな印象。Broad Bassのデカールはこの時代のYAMAHAの他機種(当店でも出品しているSJ-800など)と同じ字体。
ヘッド裏。ペグのくすみは年代相応ですが、動作は問題ありません。塗装部は綺麗です。
ヘッド裏。ペグのくすみは年代相応ですが、動作は問題ありません。塗装部は綺麗です。
オリジナルではソフトケースだったと思いますが、今回はハードケースが付属!
オリジナルではソフトケースだったと思いますが、今回はハードケースが付属!

外観の状態は非常に良好ですが、しっかりと使われていた痕跡もあり、フレットも擦り合わせがなされていて、まだしばらくはそのままで弾きこめると思います。トラスロッドは絞めこみ気味で順反りへの対処力は残りわずかだと思いますが、40年近くを生き抜いてきたことを考えると、これまでの経年でもともと木材が持っていた癖は出切っていることと思います。ですので管理さえしっかりすれば長く使っていくことが可能でしょう(現在弦は標準的な45-100をレギュラーチューニングで張ってあります)。

弦高は1弦12フレットで2.3mm、4弦は2.8mmにセットしてありますが、1弦はサドルを限界まで下げてあります。さらに弦高を下げたい場合はネックポケットにシムを仕込むことで対応できますので、ご要望の方は合わせてご相談ください。

プレベスタイルのシンプルなピックアップとコントロールで、ゴリゴリした音が得意なイメージを持たれるかもしれませんが、古い楽器らしく良い鳴りをしており、アンプのセッティング次第で色々なジャンルをこなしてくれそうです。本機のような木目を生かした塗装のベースの場合、多くはアッシュボデイですが、本機はよろ音作りしやすいアルダーボディ。木目が好きだけど、アッシュの音にイマイチ馴染めない方には本機はオススメです。勿論日本の古いギター、ベースがお好きな方、古い楽器ならではの鳴りを求める方、シンプルなスタイルのコントロールがお好きな方なども是非!

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