Fender Classic Series 70’s Stratocaster NAT mod.(SOLD OUT)

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2011年メキシコ工場製の70年代スタイルラージヘッドストラト。
ラージヘッド、アッシュの木目を生かしたナチュラルフィニッシュのストラト!

アッシュボディ、メイプルネック、ナチュラルフィニッシュの70年代スタイルのストラトです。2011年のメキシコエンセナダ工場生産のギターです。70年モデルのラージヘッドストラトはFender Japanにもラインアップされていますが、Japanが71年モデルであるのに対し、こちらは72年以降に近い仕様です。ブリッジはサウンド、操作性ともに評価の高いプレスタイプになっています。Fender Japanは史実により忠実にダイキャストを採用していますが、こちらは合理性も考えての仕様でしょうか。どちらにせよ70年代のストラトのサドルをプレスタイプに交換している方も多く、現実的にはこちらの方が良いという人もいらっしゃるでしょう。

こちらのストラトはリアとセンターピックアップがDimazioのDP420(Virtual Vintage Solo)に交換されており、激しく歪んだ音はもちろん、ストラトでは固めな音になりがちなリアピックアップの歪ませたリードトーンはP90のように粘りのあるのびやかなサウンドです。

リード⇓

クリーン⇓

クランチ⇓

使用感はあるものの、塗装面は綺麗な状態。
使用感はあるものの、塗装面は綺麗な状態。

ボディトップには傷はほとんど見られずきれいな状態です。ピックガードの弾き傷も少ないと思います。

ボディバック。中央付近にいくつか傷があります。
ボディバック。中央付近にいくつか傷があります。

ボディ裏側にはベルトやシャツのボタンなどが当たってできたと思われる傷がいくつか見られます。ナチュラル仕上げで木目がひきたっているので傷は目立ちません。バックパネルにも同様の傷が見られます。

70年代の仕様である3点止めプレート。
70年代の仕様である3点止めプレート。

3点止めのプレートです。マイクロティルト完動。

スプリングは純正とは異なるタイプに交換されているようですが、詳細不明。
スプリングは純正とは異なるタイプに交換されているようですが、詳細不明。

トレモロスプリングは3本、サイド側を定番の斜め掛けにしてあります。

ブリッジサドルはダイキャストではなく、50,60年代モデルと同じプレス。
ブリッジサドルはダイキャストではなく、50,60年代モデルと同じプレス。若干サビが見られます。

プレスタイプのサドル。実際の70年代のストラトはダイキャスト製でしたが、プレスタイプが好みの方も多いのでは。

ストリングリテイナーは2個。
ストリングリテイナーは2個。

ストリングリテイナー(ストリングガイド)は1~4弦をカバーしています。

ストラップピンはシャーラーのロック式のタイプに交換されています。
ストラップピンはシャーラーのロック式のタイプに交換されています。
キャパシタはAllPartsのVutaminQ0.047μFにアップグレード。
キャパシタはAllPartsのVutaminQ0.047μFにアップグレード。

見た目は人気のある70年代スタイルのラージヘッドストラトはまんまビンテージスタイルだと、シャープな音に重点を置いたサウンドになりますが、本機はセンターとリアのピックアップの交換によりサウンドはよりハイゲインなセッティングでも力を発揮します。一方フロントのピックアップはオリジナルのVintage Style Strato Single Coil PU。これはビンテージスタイルのピックアップでは典型的なアルニコ磁石のピックアップでストラトらしい枯れた鈴鳴りが再生できます。キャパシタをVitaminQに交換したことでフロントのシングルコイルサウンドもよりグレードアップしていると思います。

外見は70年代スタイルのストラトだけど、サウンドや使い勝手はモダンでハイゲインサウンドでもバリバリ使いたいという方にオススメの一本です。もちろんストラトらしいシングルコイルサウンドもフロントでばっちり出力でき、広い守備範囲を確保できると思います。

ご興味のある方、是非お問い合わせください!

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「Fender Classic Series 70’s Stratocaster NAT mod.(SOLD OUT)」への2件のフィードバック

  1. ラージヘッド、メイプル指板、アッシュボディでナチュラルのFenderのストラトを探しているのですが、メキシコとジャパンのはありますが、USA製のは無いのでしょうか?
    ビンテージではなくて、新品で買えるもものを探しています。
    70年代のは、そう高くはないけど、作りが悪いと聞いたので…

    メキシコとジャパンでクオリティの違いはあるのでしょうか?

    1. こーた様

      当店は今のところギターは中古品のみの扱っております。
      70年代スタイルまんまのストラトはUSAでは今は作っていないと思います。2,3年前まではAmericann Vintage シリーズに70年代スタイルのラージヘッドモデルはあったのですが、現在は生産終了しています。(時々中古で見かけます。状態が良ければ15万円前後するかと思います。)現在の製品では見た目は70年代のラージヘッドで細かい仕様は現代風のAmerican Specialというシリーズのストラトは比較的近いと思います。生産国はUSAか、メキシコどちらかだと思いますが、ちょっとわかりません。あと、メキシコ製のclassicシリーズの70年代モデルがあります(当店で中古で出品しているのと同機種、当店のものは改造されています)。両方とも流通量が多い機種ではないようなので、根気よく探す事をお勧めします。新品定価はAmerican Specialが15万中盤、Classicシリーズが14万円前後です。もちろん売価はもっと安いと思います。

      メキシコとジャパンの違いですが良し悪しの差はないと思ってもらった方が自分好みの楽器に行きつきやすいと思います。メキシコはUSAと同じinch規格で(一部mmも混在している場合アリ)、ジャパンはmm規格です。形はメキシコは72年以降のストラトをモチーフにしていると思いますが、ジャパンは71年のストラトをモデルにしています。外観のコピー度はジャパンの方が忠実ですが、見た目の印象は変わらないと思います。音はメキシコ製の方が元祖Fenderに近く、対して日本製は元々フェンダーの楽器にある個性「暴れた感じの音」を押さえて比較的扱いやすい音との印象です。「音が元祖70’sに近い度合」はメキシコclassic70’s stratocaster>ジャパンST71-TX>ジャパンST71という感じでしょうか(あくまで主観です)。もともとストラトキャスターは良い音を出すのが難しい「敷居の高さ」がある楽器なので、もしギターを始めたばかりだったり、日が浅くて初めてストラトを手にするなら日本製の方がとっつきやすい場合もあると思います。一方、ある程度ギターをやってきて本格的なストラトの音が欲しいとお考えならメキシコの方がオススメです。

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